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10.12.2021

H.I.D 説明 ② 試着会詳細

INDEX

  • H.I.D heavy winter clothing とは②
  • ドメスティックブランドの強み
  • アウターシェル・パンツ モデルはZERO FIGHTER1機種のみ
  • 線ではなく面で捉える立体最小パーツ
    ファッションではなくスポーツウエアー
  • リペア・補修
  • ベースレイヤー・ミッドレイヤーの強み
  • Websiteでの在庫は全てSold out
  • オーダーについて
  • お知らせ…試着予約会詳細 開催 東京 新橋

私が2021年より新たに契約したメイド イン ジャパンの老舗ウエアーブランドH.I.D(エイチ アイ ディー) につて、今回が2回目のBlogとなります。前回を見逃した方は下記からぜひチェックをお願いします。



先日の晴れた日の午後、鎌倉は七里ヶ浜が見下ろせるH.I.Dサロンへ打ち合わせに行ってきました。今回は、『私がH.I.Dと一緒に出来ること?』 『H.I.Dのものづくりについて』をテーマにじっくりとミーティングしてきました。

『H.I.Dのものづくりについて』
は下記に前回の続きで綴ってみたいと思います。

『私がH.I.Dと一緒に出来ること?』
私の強みとH.I.Dの強みを足してどんな事ができるのか。ビジョンとストーリーをイメージしながら、まずはワンシーズン過ごしてみたいと思っています。ぜひご期待ください。

H.I.D heavy winter clothing とは②


カラーネーム
駱駝/Rakuda
藍/Ai
天鵞絨/Biroudo
木枯/Kogarashi
留紺/Tomekon
羊羹/Youkan

ドメスティックブランドの強み

日本人が日本人のために日本の工場で作っているわけですから、インターナショナルブランドとは根本的に違い日本人の体型・骨格・手足の長さに合わて作っているというのがH.I.Dの最大の強みの一つだと思います。

インターナショナルブランドでも日本人規格に合わせて開発しているメーカーであれば、それは強みになると思います。ゴーグルにしてもジャパンフィットがあるように、ブーツでもインターナショナルブランドのDEELUXEが調子良いのは日本人の体型に合わせてきちんと開発しているから。ウエアーの場合はジャパンフィットがないと どうしてもサイズダウンして着こなすことになる。サイズダウンしても手足、幅などのフィット感は望めない。最高な日の最高な場所で撮った立ち姿がアンバランスなウエアーだと、いくらブランド力のあるインターナショナルブランドでも悲しいものがあります。

H.I.D初期からのライダーyasさん
ジャケット 留紺/Tomekon
パンツ 天鵞絨/Biroudo
Pic Masahiko Sato


アウターシェル・パンツ モデルはZERO FIGHTERの1機種のみ

長い年月をかけ日本の厳しい雪山で鍛えられたフラッグシップモデル

発売から何年経ったのか聞きそびれてしまったのですが、シンプルで無駄のない、街でも似合う洗練されたモデル。ストレッチ素材で動き易さを追求し長い年月リファインを繰り返してきたモデルですから、もう改善しようがないと言っていいほどの領域にたどり着いているんだと思います。

僕がミッドレイヤーのダウンを羽織り、アウターのゼロファイターに袖を通して思ったことは、二の腕周りのスマートさと動きのスムーズさ。
古川さん「腕周り細いでしょう〜。でも動きはノーストレス。ベースレイヤーからミッドレイヤー、アウターシェルまでその全てが運動時の初期姿勢に型を統一して作ってるから無駄がないんだよ。だから細くても大丈夫」これだったらダボつかないから街でもスマートに羽織れるというのも理解できます。

光沢感を感じるが、マットな色合い
他にはない美しい生地
Pic Masahiko Sato

線ではなく面で捉える立体最小パーツ
ファッションではなくスポーツウエアー

服をデザインれている方ならご存知のことでしょうが、型紙からウエアーを作るわけですから、動きやすいストレスのない、人間の形や動きに合わせて立体裁断することが重要になります。素人の僕でさえ人間工学とか立体裁断という言葉は聞いたことがあるし、ある程度想像はつきますが、実際に作るとなると…全くイメージが沸かないというのが正直なところです。

古川さんからこだわりを聞いていくうちに一つのキーワードでパッとイメージが湧きました。
その言葉は 『線ではなく面で捉える立体最小パーツ』 下の写真の赤い線は私が加えた線ですが、ふつうのTシャツのイメージだと赤い線で縫い目があります。赤い線は肩の頂点ですから一番負荷を感じるところ、線に沿って負荷を掛けてしまうのではなく、「縫い目のない面で捉えることでかかる重みが分散される」ということのようです。また、最小パーツで作ることも縫い目を少なくすることで体への負荷を軽減できます。なぜなら、縫い目には防水加工のフィルムを張ることが必要ですからその分重くなりますし、凹凸ができるのでもちろん運動の妨げになります。


H.I.Dウェブサイトより
赤い線はこちらで加工


ファッションは平面の型紙がほとんど、H.I.Dが提案するウエアーはスポーツウエアーですから平面ではなく3Dにカットされた、縫い目の少ない最小パーツになるということです。


リペア・補修

長く使ってもらいたいという想い

話の途中、古川さんが何かを思い出したように事務所のワークスペースへ戻り、一着のパンツを持ってきてくれました。袋から出した新品のZero Fighterパンツ。お尻には同色のパッチが重ねられているモデルでした。

同生地、同色で

古川さん「これはね、お客様からリペア依頼の使い込んだパンツを補修したもの、もう生き返って新品みたいでしょ』
私は間近で見てても新品だと勘違いしてしまったほど、そのパンツの生き返った雰囲気に驚かされました。

パッチはまるで初めからデザインされていたような雰囲気

長年使い込んでいくとどうしてもお尻の生地がすり減っていく、補修依頼を受けて丁寧に仕上げ生き返らせる。一着を捨てるまで使い込むのではなく、補修して生き返らせながら、少しづつコレクションを増やし、一着への負荷を軽減して、その日の気分でカラーをチョイスするサスティナブルでシンプルで、素敵なオトナへの提案といった雰囲気です。


ベースレイヤー・ミッドレイヤー

H.I.Dは基本10通りのレイヤリングシステムの提案をしています。

H.I.D websiteより
http://hidstore.shop-pro.jp/?mode=f2


メリノウールのベースレイヤーとミッドレイヤーだけでも4種類あり、ダウンのミッドレイヤージャケットとパンツその全てが運動時の初期姿勢に型を統一して作っていいるので、ストレスが少ないという特徴があります。正にスマート。私は4年前からメリノウールのベースレイヤーとミッドレイヤーを着用し続けてきましたが、お世辞抜きにもう他のは着れない着心地ですし、ケアを上手にすると凄く長持ちします。

クオーターベスト
ワンシーズン通して一番使えるメリノウールミッドレイヤー

rasox Plus ソックス
Mountain surfもコラボで作っていたソックス



ウールのパフォーマンスやケアについては下記サイトから学べます。


Websiteでの在庫は全てSold out

ですが、今期はコロナの影響から、春から予定していたサーキット(試着オーダー会)が延期となっていたため在庫はしっかりと残っています。MとLサイズに関しては殆どのカラーのオーダーが可能とのことです。今からのオーダーで納期は12月前半となります。

オーダーについて

このBlogをみてご質問などありましたら下記からお問い合わせください。

問い合わせ先
info@kotsugai-naoto.com

試着・展示会 詳細

H.I.D サーキット(試着・予約販売会)
東京 日本橋 10/22-24

主催 システムデザイン H.I.D 
 
今からのオーダーで納期は12月前半予定

※ベースレイヤー、ミッドレイヤーは別途確認となります。 


■10/22 – 24 
 Double Tall Art & Espresso Bar 2F guest room 
〒103-0023 東京都中央区日本橋本町4-7-5
  • 22(金)13 – 19 
  • 23(土)11 – 19 小番参加予定
  • 24(日)11 – 17 小番参加予定

小番直人 10/23-24 参加予定

購入に関わらず、ぜひ遊びにいらしてください。
出会い・再会をとても楽しみにしております。

------ご注意------
※イベント詳細は変更する場合がございます。
詳細は開催前日まで下記ページからチェックをお願いします。








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Snowsurfer Naoto Kotsugai 小番 直人

日本海を望む霊峰"鳥海山"の麓町に生まれ育ち、一年を通して山 海にてサーフィンを楽しんでいる。現在は日本のスノーサーフィンの生みの親である田沼進三氏の元でスノーサーフィンスピリットを継承中。