今日、昨日と2日間行われた撮影、取材について書きます。
まずはこの企画は、スキージャーナルの別紙であるTHE Last Frontierの記事で
日本百名山の中で 「〜富士」と付く山で滑るローカルとの出会いとセッション
という内容。ちなみに鳥海山は「出羽の富士(デワノフジ)」
きっかけは先月のSBJで岩手県のバックカントリーショップNarrowsのオーナーバンくんからの紹介。バンくんありがとう〜
さて昨日、今日のコンディションは約一ヶ月ぶりの冬型。矢島スキー場で24時間以内に15cmの積雪を観測した昨日の朝、もちろん北西強風の風が吹き荒れる中でキャットに乗り込み厳冬期さながらの鳥海山へ入山を試みました。
メンバーはスキージャーナルの板橋さん、元HPG八幡平バックカントリーガイド代表の庄司さん、スキージャーナルのカメラマンの樽川さん、将彦さん、GKO&オイラの6名。
キャットオペレーターは昨年からキャットツアーを開始した鈴木さん。
最悪の条件の中、経験豊富な鈴木さんのオペレーションで進むもののキャットが乗り越えれないほどのウインドリップが行く手を遮るコンディション。しかし何故かワクワクでノリノリ。キャットから下りてスコップを手に正に雪中行軍さながらのBKB(ボーケンボーディング)を楽しんでいる始末でした(笑)
All photo Masahiko.s
この状況で乗り込んだ皆さんのテンションは下がるどころか、このドラマを楽しむかのように人力で15m近い道路を作り目的地へ到着しました(笑)一般的に見たら相当変態ですね(爆)
目的地付近の新雪は約40cmの積雪。しかも積もり始めてから降りっぱなしの状態となれば雪は不安定。しかも古雪と新雪の間には霜ザラメの弱層が…そして雪は目が細かくストップスノー。
斜度が無いと全然スピードがのらないという最悪なコンディション。ん〜この時期特有の妖怪「板つかみ」がそれとなく発生。困りましたね〜(笑)撮影を考えると中急斜面しかない状況。しかし斜度があれば雪崩の危険性が高まるのは間違いなし!さて、この状況をどう克服しましょうか!?
さぁ〜このとても難しい選択を迫られる状況の中、庄司さんの雪を見る目の経験とオイラのローカルとしての経験をプラスし、ついに一つの尾根へトラバース開始。でもオイラ、全く動揺する感覚はなかったんです。何故ならオイラの五感は危険と判断していないから。それは庄司さんも一緒のようでした。
さぁ〜行けると思ったらおもいっきりドロップ!
一発目は庄司さん!
キャットからライディングを見つめる鈴木さん。
この日のオイラの板は58SW-EX。上の中斜面から繋ぎボトム間際でグラブターン。with25才の大原製キャット。
庄司さんが作る板。
キャットと同い年のGKO
とこんな感じで冬型の厳冬期さながらの鳥海山撮影は無事終了。やっぱり鈴木さんや庄司さん、板橋さんの経験があってのこと。本当に貴重な経験をさせていただきました。
そして二日目。場所は矢島スキー場。朝イチのメンツルパウダーで撮影。
板は11-12Performance Quad
撮影終了後はインタビューを〜。
右手前がこの企画の責任者であるスキージャーナル勤続20数年の大ベテラン 板橋さん。この企画の趣旨であるローカルとは光栄なことにオイラ。
庄司さんからの質問に答えるオイラ。
質問内容は「鳥海山への想い」「矢島スキー場への想い」「ライダーとしての将来像」
それを見つめるかみさんとソラ。ちゃっかりカメラ目線(笑)
スキージャーナルの専属カメラマン、樽川さん
過ぎ去ってみるとあっという間の二日間。この企画で得たものは今後に計り知れない良い影響がもたらされると直感しているオイラ。キャットオペレーターの鈴木さんとの出会いは、今後オイラがオペレーティングする鳥海山キャットツアーを現実的に想像させてくれるものへと…
そしてそれを後押ししてくれる板橋さん、庄司さん、樽川さん。今まさに各地方で広がりを見せる町おこしという名のキャットツアー。先日に行った平野くん所の福島県桧枝岐村のキャットツアーもまさにそのとおり。
さぁ〜また新しい展開がみえてきて今後が楽しみな感じ!
もう一つ、板橋さん、庄司さん、樽川さんが注目してくれたのが矢島スキー場を取り巻く人材。現パトロールの副隊長を勤める金子賢也、市営である矢島スキー場の役所職員で矢島スキー場担当の佐藤勇輝。実はこの二方はオイラと小学校からの同級生。それぞれがそれぞれの目線で地元を盛り上げていく姿勢は俗世間には稀に見る良い環境だと板橋さん達が教えてくださいました。
やっぱり出会いはいいね〜。素晴らしい未来へまた一歩前進!今後も鳥海山、矢島スキー場エリアにご期待あれ〜!
最後に今回この企画に携わってくださった皆さんありがとうございました。
※今回の記事はスキージャーナル2011年10月10日発売号付録 THE Last Frontier誌に掲載されます。皆さん是非チェックを!
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